ソニーが『God of War 3 Remastered』をPS Storeから削除、デジタル配信の課題が浮き彫りに
ソニーが『God of War 3 Remastered』『Knack 2』『アンチャーテッド:ネイサン・ドレイク コレクション』といった複数のPlayStation作品をPS Storeから削除した。ブラジルのゲームメディアが報じたもので、これらのタイトルは現在、デジタルストア上で購入できない状態になっている。
削除の背景にはライセンス上の問題があるとみられている。特に『God of War 3 Remastered』の場合、ゲーム内に含まれる音楽や映画、その他のメディア要素に関連するライセンス契約が期限切れを迎えたことが原因と考えられている。このような事情から、ソニーはこれらの作品をストアから非表示にすることを余儀なくされたと見られている。
この出来事は、デジタル配信の持つ本質的な問題を改めて浮き彫りにしている。物理的なメディア(パッケージ版)であれば、一度購入したユーザーはいつでもそのコンテンツにアクセスできるが、デジタル配信ではライセンスの有効期限に左右される。契約更新の失敗や交渉の決裂により、提供事業者の判断一つで作品が市場から消える可能性がある。
すでに購入済みのユーザーについては、多くの場合ゲームをプレイし続けることができるとされているが、新規ユーザーがこれらの作品を手に入れる道は失われてしまった。この状況は、ゲーム業界全体でデジタルコンテンツの長期的な保存と消費者の権利について、より慎重に向き合う必要があることを示唆している。