アップルが新型折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」を発表してから間もなく、同製品の在庫が枯渇し、納期が2027年まで後ろ倒しになった。1999ドルという高価格帯を設定した新機種だが、市場の反応は想定を大きく上回ったようだ。 アップルは公式には「異例の需要」の存在を認めており、初期出荷分が予想より急速に完売したことが分かっている。折りたたみ型スマートフォン市場は、サムスンやファーウェイなどが先行していた分野だが、アップルの参入により業界の注目度が一気に高まった。高級品としてのポジショニングを前面に出した戦略が、少なくとも購買熱の面では成功していることを示唆している。 こうした品不足は、アップルのブランド力と顧客の購買意欲の関係性を改めて浮き彫りにしている。2000ドル近い機種が即座に売り切れになる現象は、他の電子機器メーカーではなかなか見られない。ただし納期の大幅な遅延は、供給体制の課題を同時に浮き彫りにしており、同社の製造能力と需要予測の精度が今後の課題となる可能性もある。アラブ首長国連邦を含む中東地域でも、高級スマートフォン市場は堅調であり、iPhone Duoへの関心は高いと見られている。